香り

懐かしい故郷の町に帰った時に感じるその土地の匂い、旅先での風の香り、衣替えしたての防虫剤の匂い・・・

 

思い出とともに香りも記憶されていることってありませんか?

 

私は独身時代東京に住んでいましたが、瀬戸内海の実家に帰省する度、新幹線を降りると潮の香りがして、懐かしく、うれしくなったものです。

 

 

 

最近では、

マスクにペパーミントスプレーをワンプッシュしリフレッシュする。

バラの香りに癒される。

など香りを気分転換などに使用する機会も増えています。

 

 

 

 

「アロマテラピー」の考え方で行くと、

香りの情報は、自律神経系・内分泌系・免疫系を支配する視床下部や下垂体にも伝達され、交感神経と副交感神経のスイッチが切り替わったり、セロトニン、オキシトシン、エンケファリン等のホルモン分泌を促したり、女性ホルモン分泌の調整をしたり、と、私たちの心と体の各器官の機能に働きかけるとされています。

 

 

 

香りのよい芳香剤や柔軟剤などもたくさん販売されていますね。

 

確かに良い香りで、癒されますよね。

 

しかし、こういったものには石油由来の「合成香料」が多く用いられています。

合成ならではの利点ももちろんありますが、100%天然の植物由来の芳香成分である「精油」のような薬理作用は期待できません。

 

 

自然素材である無垢材を使った建物には、森林浴同様人のストレスを少なくする、疲れにくくする、免疫力が上がるなど、生理的な効果・身体的な効果があることが科学的に明らかになっています。

www.rinya.maff.go.jp/j/mokusan/attach/pdf/handbook-24.pdf(林野庁)

 

 

 

友人の家を訪問した時などに家の匂いが気になったことはありませんか?

 

 

良い香りでも嫌な臭いでも、家の匂いは自分ではわからないもの・・・

 

築22年目の我が家でも、住人である私たちは全く気付かなくなってしまっていますが、お客様からは玄関を入ると「木の良い香り」がすると言われます。

 

知らず知らず、癒されているのかも知れませんね。

 

一人暮らしの息子も、木の香りを懐かしく思っているのでしょうか・・・

 

R.