樋の補修

およそ7年前に神戸市西区にて増築工事をさせていただいたお施主様宅に、先日母屋の樋の補修工事に伺いました。

入母屋造りの母屋に、ガレージ+農機具置き場兼ペット用スペースなど多目的土間+子世帯住居を増築したお家です。

昔ながらの造りのお宅は(玄関・縁側の方の表の方は特に)立派な材料を使うことが多く、こちらのお家の雨樋も銅製のものが使われていました。

ただ、銅の樋は瓦の釉薬や酸性雨の影響等で年月の経過とともに穴が開いてきます。

今回はその銅の樋の補修・交換です。

軒樋で集めた雨水を集めて縦樋までつなぐアンコーという部材に穴が開いています。

小さな穴は補修で対応できますが、アンコーの穴は大きいため、まるごと取り替えです。

作業中、板金屋さんが「銅は大体40~50年したら穴が開いてくる」というと、お家の方が「ちょうどその位や!笑」と話していました。(さすがは大ベテランです

交換したアンコーは銅製ではなく、耐久性のあるもので、格を落とさないようなものを選択しましたが、ちゃんとお宅になじんでいました。(銅製のものだと最初ピカピカすぎて浮いていたかも…)

あわせて、銅の軒樋の補修など対応させていただきましたが、工事後お施主様が「立派になった!」と満足気に話されていたので、よかったです。

Koumoto