木の家に永く住み続けるためには・・・

アメリカでは約100年、ヨーロッパでは約140年といわれている住宅の平均寿命が、日本では約30年余りだと言われているのはご存知ですか?

 

せっかく理想の家を建てて、老後の備えも万全と思っていたのに、住宅ローンが完済するかどうかという頃に住めなくなってしまうようでは意味がありません。

 

でも、これって本当の話でしょうか?

 

中には築10年を過ぎたあたりから、あちこちが傷み始め、25年から30年で建て替えを余儀なくされるという家もあります。

また、歳をとることによってリフォームや建て替えの必要が出ることもあります。

 

では、そうならないためにはどうしたらよいのでしょう?

 

ヨーロッパのような石造りの家は地震が多く湿度の高い日本には向いていません。

それゆえ、日本では古来より木造建築が主流となっているのです。

木造住宅の強さや良さについては以前のブログでも述べたのでそちらを参考にしてください。

木の家

木の家って火事に弱い?

 

日本には桂離宮のように400年以上長持ちしている木造家屋があります。

正倉院にいたっては1300年余り前の建物です。(大正2年に一度解体修理は行われましたが)

 

これらの建物と私たちが住む家との違いはどこにあるのでしょう?

 

まず、木材の種類に理由があります。

 

日本の風土の中で育った木は日本の家に適しています。

 

近年、輸入木材が使われることも多くなりましたが、多湿である日本の気候風土に合わず、割れや反りなどの不具合を起こしやすい。

また、シロアリがつきやすいともいわれています。

 

同じ木製楽器の音色が国によって変わってしまうという話を聞いたことはありませんか。

 

国産材が良いといわれているのはこういった理由からです。

 

日本の家の寿命が短くなった他の理由としては、その工法にあります。

 

昔の家は窓や雨戸を閉めていても隙間風が吹き込むことが多くありました。

木材には調湿機能があることで快適な空間を作ってくれるのですが、湿気を吸うばかりではやがて腐ってしまいますよね。

 

ですが、昔の家のように隙間風が入ることで木材が風にさらされる機会も多くあったということです。

 

しかし、高気密・高断熱がうたわれる現代の住宅では隙間風はありません。

 

以前よりも暖かく快適に暮らせるようになりましたが、木造住宅にとっては良いことばかりではありません。

 

そこで、パルステージでは国産材を使用し、室内に木の構造材を多く露出させることで木が呼吸できるような建て方をしています。

 

さらに、OMソーラーなどの設備を利用すれば、24時間換気も可能となっています。

 

 

最近では別の意味でも換気の大切さが連日報道されていますね(笑)

 

また、歳をとっても快適に暮らせるように、年代や家族構成の変化に柔軟に対応できるような間取りや設計も心掛けています。

 

 

まとめ

木の家に永く住み続けるためには・・・

・国産材を使う。

・木が呼吸できるような建て方をする。

・定期的な換気を行う。

・フレキシブルな間取りや設計にする。

・技術の確かな業者を選ぶ(パルステージ)。?

 

ことが大切です。

 

 

R.