住宅まめ知識 -上棟式ー

家を建てる時、柱や梁を組み立てた後、屋根の一番高い位置に棟木(むなぎ)という横架材が取り付けられることを「上棟」や「棟上げ」、「建前」と言います。

 

 

もともとは、建物が無事に完成することを願い、上棟できたことを工事関係者と一緒にお祝いする式典です。

プレハブ工法や2×4工法などでは棟上げという工程がないため、上棟式は行わないというケースもあります。

最近では木造住宅であっても、上棟式を行わない方もいらっしゃいます。

ようするに、絶対に必要というものではありません。

 

ここでは、上棟式を行う場合について書いていきます。

 

まず、上棟式は縁起の良い日にちに行うのが一般的です。

昔は神主様をお呼びして行っていましたが、最近では簡略化が進み、お施主様と工事関係者のみで行われることが多くなっています。

 

当日の流れは地域によって多少違いますが、

 

1.棟梁が棟木に幣串(へいぐし)と呼ばれる飾り物をつける

 

 

幣串とは、布や紙でつくられた雷の稲妻型の紙垂(シデ)を挟むための棒のことです。
(紙が垂れるのでシデ、又は四つに垂れるのでシデ(四手)といいます)

 

2.祭壇に神饌(しんせん)を供え、飾り物を飾る

3.棟梁もしくは施主が建物の四隅の柱に、水、塩、米、酒をまいて建物を清める

 


4.棟梁の祈願

 

5.施主・関係者の祈願

 

といった順序で進めます。

 

この後、地域によってはご近所に餅などをまくところもあります。

 

さらに、以前は上棟式の後には直会(なおらい)という宴会を行うことも多かったのですが、最近ではご祝儀とともに簡単なお弁当やお菓子を配るだけの方がほとんどです。

 

 

 

 

≪準備するもの≫

・棟札(むなふだ)

・御幣(ごへい)

・お米

・塩

・お神酒

・ご祝儀

・(引き出物)

 

棟札とは、表に神様、裏に上棟年月日、お施主様名、施工業者名などが描かれた札で、一般的には棟木と呼ばれる一番高いところにある木材に取り付けられるものです。

正式な棟札は「ミズキ(水木)」と呼ばれる木材を原料としています。
その理由は「水」が家や家族の繁栄を意味し火災から家を守るといった意味合いがあるからです。
檜やヒバなど「ヒ」が付く木材は「火(火事)」を連想させるため棟札には使用されません。欅(けやき)も「やき」が火事を連想させるため使用しません。

 

以上、住宅まめ知識 -上棟式ー でした😊

上棟式を迎えると、家としての全体像も見えてきて、ますます楽しみになりますね💓

 

R.